楽で条件がイイ求人に限って書類選考で落とされると感じませんか?
あなたが魅力的に感じた求人は、大多数のライバルも同じように考えるから応募が殺到する仕組み。
特に転職エージェントが持つ非公開求人なんてメチャメチャ魅力的じゃないですか?
そういういい案件で落とされた時、人は「本当に選考されているのか?」と疑心暗鬼に陥り、直接応募って大胆な行動に出てしまうことがあるんですよね。
でも、ちょっと待ってください。
直接応募は転職におけるリーサルウェポンですが、使い方を一歩間違うとトンデモナイことになってしまいます。
下手こいて、転職エージェントから訴えらたシャレにならない本当の話があるぐらいですから。
リクルートエージェントはこちら>>
優良な非公開求人が掲載されています。
- 直接応募とは?
- 直接応募の具体的な手順
- 直接応募のメリット
- 直接応募のデメリット
直接応募は転職エージェントを使わず応募する方法
直接応募は、私達世代にとっては馴染み深い言葉ですが、20代30代の転職者にはあまり知られていません。
ここまでインターネットが発達する以前は、コンビニや書店で買える有料の求人誌経由で直接応募するか、ハローワーク経由での応募しかありませんでしたよね?
ここまで、それぞれの転職情報源にはメリットとデメリットがあると説明してきました。
転職サイトは、気軽に応募できる反面機械的に合否判定が出されるので、転職回数が多い不利な条件を抱える転職者は圧倒的に不利。
転職エージェントは、良質で条件のいい非公開求人を多数保有している反面、応募者多数の場合は同じく内部選考によって応募者を絞る。
語弊があるかもしれませんが、ざっくり言って転職サイト、転職エージェントともに企業が広告会社に広告料を支払う求人広告型です。
求人広告は、企業と広告会社間で利害関係が成立し、効率よく応募者を絞るのが主目的。
つまり採用の代行やフィルタリングを担うのが求人広告ですから、どうしても不利な条件を抱えた転職者よりも優等生が採用されてしまいます。
私のように転職回数が多く年齢が高い転職者は、ハローワーク経由か新聞・折込チラシ、フリーペーパーの媒体に頼らざるを得ませんよね。
転職は広く浅く求人検索を行い、ち密に情報収集を行うのが大原則ですが、こうなってしまうと、転職の可能性が限りなく低くなってしまいます。
大多数の転職者が「転職できない」「応募できる求人すら見つからない」と嘆き陥るジレンマがここにあるのです。
ですが、転職サイトや転職エージェントに頼らず直接応募に切り替えれば、従来通り広く浅く情報収集することができ、面白いほど書類通過率が上がることを多くの転職者は知りません。
直接応募とは、弱者の戦略であり、ランチェスター戦略とも呼ばれることがあるリーサルウェポンです。
転職で直接応募する方法は封筒に書類を入れて郵送するだけ
直接応募の方法はいたって簡単です。
角型2号封筒に、履歴書、職務履歴書、送り状と自己PR文を同封して郵送する古典的でシンプルな方法ですが、他の経路と違い確実に採用担当者の元へ応募書類が到達します。
もちろん郵便物担当の若手社員に渡ってしまえば、そのままお見送りBOXに直行の場合もありますが、まともな企業であれば一度は開封して中身を確認しますよね?
若手社員って、基本的にステレオタイプのことしかできませんから、見たこともない送り状と自己PR文を見て上司に報告します。
私自身、総務部の下っ端だった頃、初めてこの直接応募を受け取って「こんな方法があるのか」と度肝を抜かれましたし、もちろん自分の判断で処理できませんから上司行きです。
世間では、やれ転職サイトだ転職エージェントだって言われてますが、意外にも郵送で直接応募したり、直接「採用してください」と尋ねて来る転職者は少なくありません。
「採用してください」と直接尋ねて来られるのは迷惑ですし、社会人としてのマナーがなっていませんよね?
ガッツは認めますが、せめて非礼を詫びる電話をかけたうえで訪問してきてほしいものです。
当時の私の上司は「指定した方法でない」と怒るタイプの人でしたが、こういうタイミングで偶然にも発生するんですよね。
ちょうど退職者が出て欠員が発生するタイミングだったりするから、世の中面白い。
その転職者が希望する職種でないにしろ、転職サイトや転職エージェントに金を出すぐらいなら「面接だけでも」って運びになります。
恐らくですが、直接応募をする人は必然的にこうしたほうが効率的って分かっていたのでしょうね。
転職で直接応募するメリットは確実に書類を届けれること
他の大多数の転職者と戦わずして、独占状態を生み出せるのが直接応募の最大のメリットですが、実は他にも色々メリットがあります。
競争相手がいない状態を作り出せる
直接応募は、古典的な方法だとか非礼な方法とされ、基本的に行為に及ぶ転職者は限りなく少ないのが実情です。
間違ってもキャリアコンサルタントに直接応募指南を依頼してはいけませんよ。
転職サイトや転職エージェント経由の応募は多くの資金が動くのに対し、直接応募は中間業者にとって全くメリットがありませんから、直接応募がいかに愚行か説教されます。
私自身、「お礼状だの、自己PRだの古い古い」ってしつこいぐらい言われましたから。
それでも結局、直接応募して4社分の内定を勝ち取りましたが、求人企業からは「あなたの他に候補は見当たらなかった」と言われました。
最大競争倍率で、98人のうち1位だったと言われた時は、やはりこの方法は間違いないと確信しましたね。
採用過程そのものが違う
採用過程そのものも違ってくるのが、直接応募の魅力でもあります。
通常であれば、書類選考、一次面接、二次面接、社長面接と回を重ねるごとに候補者が絞り込まれ、難易度が増していきますが、直接応募はいわば別枠ですから独自のルートを確立できます。
応募書類が採用担当者に届くと同時に、「今から来れるなら面接してもイイ」と面接の依頼が舞い込んだこともあります。
もちろん面接も和やかなムードで進みます。事前に担当者の心に響く自己PR文を送っていますから、意気投合して1週間ほどで採用されたこともあります。
ここにストーリーテイリング
総務などの希少職種に威力を発揮
これも直接応募の威力といえますが、人事や総務の希少職種で高い内定率をたたき出すことが出来ます。
私自身、某キャリアコンサルタントから「転職回数の多い斎藤さんには、総務人事職としての市場価値はない」と吐き捨てられたことがありますが、直接応募で勝ち取った4件全てが総務職です。
私が転職活動を行った当時はまだあった、人材銀行が直接応募の主な主戦場。まさに狩り放題みたいな感じでしたね。
転職で直接応募するデメリットは返送されてくる応募書類
直接応募のデメリットは、発送にかかる大量の応募書類と封筒類、返送されてくる応募書類が多くなりがちな点ですね。
私自身、直接応募で100社以上に応募しまくりましたから、応募書類が返送されてくる頃合いは気が気じゃなかったですね。
だって間違ってお隣さんに投函されもしたら、転職活動していることがバレてしまうじゃないですか?
郵送にかかる費用も心配でしたよ。実際は、郵送代ではなく証明写真代の方が高額だったのは、イタかったですね。
間違っても一旦貼った写真を剥がして再利用する情けないマネはよしましょうね。
書類のチェックをする際、総務の窓口職員は案外細かい点を見ていますからね。
中高年が一度貼った証明社員を再利用したと見て取れると、中身以前に人格を疑いますから、お見送り必至です。
DODAに直接応募する場合の注意点とその他方法の解説
私自身、40代でリストラされて転職活動した際は、転職サイトの物理フィルターに阻まれ、転職エージェントの長い選考期間に悩まされ苦労しました。
特に、転職エージェント経由の応募だと、最低でも2か月ぐらいかかって難儀しますよね?少しでも進捗具合が分かれば安心もできますが、悪い方に動いていたとしても、ただただ待つことを強制されます。
こういう不安に駆られ、だったら直接応募して真偽を確かめてしまおうって考える転職者が少なからずいらっしゃるのですが、実はそれ契約違反だったりするんで気を付けてくださいね。
転職エージェントに直接応募
転職エージェント案件を紹介された場合、必ずと言っていいほど秘密保持誓約書にサインをさせられます。
これは転職エージェント独自が保有する非公開求人を外部に漏らさないため行われる儀式ですが、これを破り直接応募するのはルール違反ですし、最悪の場合転職エージェントから訴えられます。
エージェントからすれば面子を潰された形になりますから、あなたへのサポートは今後一切行われずブラックリストに載るのは必至でしょう。
ですから極めて危険度が高い行為なので、私の転職支援でも一切推奨していません。
ただし唯一してもいい裏技ケースがありまして、それはどういう時かというと同時にハローワークや転職サイトの公開求人を出している場合です。
ハローワーク→転職サイト→転職エージェントとなるにつれて、支払う費用が増えていきますから、同時並行的に全て無料で求人を出せるハローワークにも求人を出している場合があります。
私もハローワーク担当でしたから、通年出しっぱなしにしていましたよ。
転職サイトに直接応募
転職サイト案件は基本的に、公開求人ですからガンガン直接応募していいと考えています。
直接応募できる転職サイトとして超有名なのがDODAですが、ここには非公開求人に引けを取らない良質な公開求人が多数掲載されています。
DODAエージェントは評判が良くありませんから、直接応募で充分でしょう。
リクナビNEXTも非常に良く直接応募に反応しますが、マイナビ転職はあまり反応しませんね。特に、我々中高年が直接応募をかけた時は反応薄です。
サイトに掲載されていない【非公開求人】を活用する方法とは?DODA
企業のホームページに直接応募
企業のホームページに掲載されている求人案件こそ、直接応募の主なターゲットであるべきですが、2,3年前の求人情報がそのままであったり、既に募集が締め切られた求人が掲載されていたりします。
仁王などのサーチ型転職サイトを使えば、希望業界や職種に絞って効率よく情報収集ができるものの、通年採用を行っていたり、頻繁に募集要件が変わる企業はブラックの恐れが極めて高いので注意してください。
上場している企業が、「直接応募は受け付けません」と記載してある場合があるので、そのような場合は、ルール違反ですから諦めましょう。
転職でエージェント求人に直接応募する場合の注意点
最後に要点をまとめておきます。
- 直接応募は封筒に切手を貼って郵送するだけ
- DODAは公式に直接応募が認められている
- 直接応募は確実に書類を送り届けられるメリット
- 直接応募のデメリットは返送されてくる応募書類
リクルートエージェントはこちら>>
優良な非公開求人が掲載されています。
=2023年10月における転職市場の動向=
コロナウィルスの影響で大混乱していますが、転職市場から求人が消滅する等の影響は見受けられません。
ただし、採用活動を先延ばしにしたり、対面ではなくWEB面接に切り替える企業が出始めています。どんな状況になっても柔軟に対応できるよう、Skypeやzoomの使い方をマスターしておきましょう!
同時にあなたのライバル達も動いているので、情報収集を万全にして着実に良質の求人を手にいれましょう!
- 楽職.comを参考に最低限、リクナビNEXT、リクルートエージェントに登録
- 転職エージェントに登録したなら、電話やメールではなく直接会って自分を知ってもらう
- 相性の良いキャリアアドバイザーに会ったら、信頼関係を結んで転職の思いをぶつける
いろんなタイプのキャリアアドバイザーに出会いますが、合う合わないは必ずあるので、無理せず相性の良い人を選ぶのがコツ。
私みたいに転職回数が多くても熱意が伝われば、キャリアが一貫していなかったり、年齢が高かったりしても応援してくれますよ♪