有効求人倍率が超売り手市場に突入しましたが、転職が上手くいかないって嘆いている人は多いですね。
30代会社員で転職を経験した人の割合は、驚くなかれ80%以上。
5人のうち4人が転職経験者ですが、結婚やマイホームの購入と同じく一生に一度の大イベントだから経験値が溜まらない。
その度に、次の職場はイイ人ばかりだろうか?嫌な奴はいないだろうか?イジメられないだろうかって心配になるものです。
そんな時は、独りで悩んでないで転職会議で口コミサーフィンです。
転職会議はこちら>>
退職者の不満のはけ口でも転職に役立つ情報の宝庫
- 転職会議が成り立っている理由
- 信ぴょう性が低い口コミも多い
- 見るべき口コミ・見るべきでない口コミ
- 転職会議の登録方法
転職会議の仕組みは従業員からの口コミと情報提供
転職会議は、株式会社リブセンスが運営する国内最大級の口コミサイトです。
口コミサイトといえば、ついつい5chを想像して運営会社は怪しい会社と決めつけがち。
リブセンスとか聞いたこともない怪しいって人がいますが、実は求人バイトのマッハバイトを運営している会社として有名です。
他にも、企業がITエンジニアである転職者を落札し合う、転職DRAFTって面白い趣向のサイトを運営しているので、暇があれば一度覗いてみてはいかがでしょうか?
実は転職会議は口コミサイトではなく、これから転職を考えている人向けのいわば転職サービスの一種であり、
- 口コミを探す
- 求人を探す
- 転職エージェント
の3サービスを受けることが出来ます。
リブセンスの転職エージェントはIT・WEB業界に特化しているものの、他の業界や職種でも無料登録することが出来る仕組みです。
求人を探したり、転職エージェントを利用することももちろん可能ですが、やはり私は転職会議は口コミを探してナンボのサイトと考えています。
転職会議の仕組みはいたって簡単で、上場企業から中小零細企業に至る企業のあらゆる評判や社風が掲載されており、基本的にそれらを無料で閲覧できるサービス。
全ての情報源は、企業の従業員または元従業員からの情報提供でなりたっています。
他にも、総合評価を示すレーダーチャートや平均年収を見ることが出来ますが、これらの緒元は同じく従業員または元従業員からの情報提供ベース。
信ぴょう性があるかと言われれば、疑わしいと言わざるを得ません。
転職会議の使い方は口コミ閲覧で無料の会員登録から
肝心の転職会議の使い方ですが、「転職会議+ターゲットの企業名」で検索してみてください。
そうすると、転職会議にジャンプし、ターゲットとなる企業の口コミを見ることが出来ます。
登録をせずに口コミを見た場合、冒頭の80文字ほどしか見ることができませんから、全ての口コミに目を通すためには、会員登録してください。
ログイン前の画面
ログイン後の画面
転職会議の使い方には特徴があり、これが批判の対象になっている理由でもあるのですが、無料会員登録をしただけでは全ての口コミを読むことが出来ず、必ず口コミを投稿しなければ他の口コミを読むことが出来ません。
しかも、口コミの閲覧はポイント制が採用されていますから、より多くの口コミを見たい場合は、それ相応の口コミを書き込まなければなりません。
転職会議は、ギブアンドテイクの精神で運営されている口コミサイト。ですから、職場の情報を提供したくない、抵抗がある方には少々厳しいサービスかもしれませんね。
転職会議には有料会員制度があって、口コミを投稿せずとも全ての口コミを見ることが出来ると説明しているサイトが多いですが、2019年現在、有料会員制度は存在していません。
転職会議の口コミの信ぴょう性は必ずしも高くはない
転職会議を利用するにあたり、口コミや信ぴょう性が気になる方も多いのではないでしょうか?
転職会議は、2chと連携していることもあり、長年その信ぴょう性が問われてきました。
- 本当に転職に有益な情報は掲載されているのか?
- 悪口だけかかれているんじゃないだろうか?
- ぐるなびみたいに自作自演なんじゃないのか?
って心配になるのは当然のことですよね。
口コミ最大手のぐるなびも、かつては純粋な口コミ投稿サイトでした。
それが今やぐるなびと店舗の間には、無数の口コミ高評価付与サービス業者が群がっています。
初めていく街で、高評価が付いている店に入ったはいいが全然ダメだった経験は1度や2度は経験済のはずですよね?
逆に、「全然おいしくなかった」「提供された料理が半分凍っていた」のネガティブ投稿をすると、「店を中傷する内容は掲載できません」と連絡がきます。
これじゃあ、本当の評価なんてできやしないじゃないですか?
転職会議においても、2012年頃に「企業を中傷する内容」との理由で
- 100時間超のサービス残業が存在する
- 業績悪化で賞与がカットされた
- セクハラされた、パワハラされた
の大量のネガティブ投稿が消される、または消すように運営者からメールが来た時期がありました。
近年、とある企業が口コミ投稿者の情報開示と損害賠償請求をリブセンスに起こしたニュースは記憶に新しいのではないでしょうか?
本来、口コミサイトは、ユーザーが自由に口コミを書くことによって成り立っていますが、このように言論統制で制限されてしまうと、口コミサイトとしての利用価値がないと考えた時期もありましたが、2019年現在は特にそのような動きは見られません。
口コミサイトの宿命ですが、書き込まれる口コミのほとんどが社員や元社員による不平不満です。
ですから、不平不満を書き込まれた企業はイメージ低下に繋がりますから、事実であっても躍起になって消込にかかるわけです。
ぐるなびと同じく業者に依頼して、転職会議に「ここの社長は頼れる人」とか「リストラがあった事実はない」なんて書き込んでる話は、業界では有名です。
しかし残念なことに、我々口コミを見る側の人間は、良い評判ではなくどちらかと言えば悪い評判を抽出するのに転職会議を利用します。
企業からすればイメージ低下に繋がりかねない悪評でも、我々からすれば精神的に辛そうな企業を除外するための立派なツールですからね。
転職会議を使うメリットは面接の疑似体験ができること
転職会議を使うメリットは、やはり様々な企業の口コミを見ることが出来ること。
転職会議では、年収・やりがい・社長の魅力など計12項目の口コミを見ることが出来ますが、注目すべき項目は
- 面接選考
- 退職理由
- 入社後のギャップ
の3つです。
選考過程や面接時に質問される内容が分かる
面接選考カテゴリーは、転職会議を使ううえで最もありがたい口コミ。
理由は、面接時に受けた質問を口コミとして残してくれている人が多く、面接対策になるからです。
他の口コミがネガティブ系なのに対して、このカテゴリーだけは唯一まともと言っても過言ではありません。
他にも、面接時の雑談レベルの話題も必ず拾うべきです。
例えば、メガネをかけた40代面接官はスポーツカーの話題が多かったから、車の話を振るとメチャメチャ盛り上がった口コミから、面接官の趣味趣向が分かる。
私の場合は、50代女性面接官で聞き上手だから、ついつい話し過ぎて失敗したって口コミから、面接官のクセが分かります。
これらの口コミは、ベテランのキャリアコンサルが持っている企業情報に匹敵します。
転職支援サービス業者の中で私ほど、転職会議を激押しているコンサルタントも少ないんじゃないかなってぐらいです。
リストラの有無や退職理由が分かる
退職理由カテゴリーは、転職会議の中でも罵詈雑言が多い口コミゾーンですが、社内の状況が手に取るように分かります。
その中でも多いのが
- パワハラ
- リストラ
- サービス残業
の3理由ですが、それぞれいつ行われたのか?現在も進行中なのか?をチェックするべきです。
一例ですが、リストラを行った翌年に新人を大量に採用する企業があります。リストラ勧告をしたはいいが、想定以上に退職者が多く、職場を維持できないケースです。
このような職場に入ってしまったら最後、社内の雰囲気は最悪を通り越して殺伐としています。
もうダメだと思ったら、3・3・3の法則に従い速攻離脱すべきですが、こういう事態に陥らないためにも、転職会議の口コミはチェックしておくべきですね。
入社後のギャップでブラック企業か分かる
どんなに入念に企業研究をしたからといって、入社後に全てのギャップが埋まることはありませんが、入社後のギャップカテゴリーには、転職者がどのようなギャップに悩まされ苦しんだのか分かる体験談が寄せられています。
特に、ここのカテゴリーへの投稿数が、他のカテゴリーよりも異様に多い場合は注意が必要です。
給与・待遇・勤務地などが入社前に示された条件と乖離している場合は、労働条件を守らないブラック企業である可能性が高いからです。
転職エージェントを介して転職した場合は、キャリアコンサルタントに確認できますが、転職サイトを通じてだったり自分で応募した場合は厄介です。
ハローワークに掲載されていた労働条件と全然違っていたケースは、本当に良くある話です。
人間関係が思ったよりもキツかったなら、多少は我慢できるでしょう。
しかし、正社員として入社したのに実は契約社員だった、年収400万円もらえると聞いていたのに250万円しかもらえなかったなど、新入社員のあなたが騒ぎたってもどうにもならない場合、3・3・3の法則に従い速攻離脱すべき。
転職会議は口コミサイトで最強なのか検証してみた結果
最後に要点をまとめておきます。
- 転職会議は従業員からの情報提供で成り立っている
- 全ての口コミの信ぴょう性が高いというわけではない
- 選考過程や面接の質問は信ぴょう性が高い
- リストラの有無や退職理由が把握できる
- 入社後のギャップでブラック企業を見抜く
転職会議はこちら>>
退職者の不満のはけ口でも転職に役立つ情報の宝庫
=2023年10月における転職市場の動向=
コロナウィルスの影響で大混乱していますが、転職市場から求人が消滅する等の影響は見受けられません。
ただし、採用活動を先延ばしにしたり、対面ではなくWEB面接に切り替える企業が出始めています。どんな状況になっても柔軟に対応できるよう、Skypeやzoomの使い方をマスターしておきましょう!
同時にあなたのライバル達も動いているので、情報収集を万全にして着実に良質の求人を手にいれましょう!
- 楽職.comを参考に最低限、リクナビNEXT、リクルートエージェントに登録
- 転職エージェントに登録したなら、電話やメールではなく直接会って自分を知ってもらう
- 相性の良いキャリアアドバイザーに会ったら、信頼関係を結んで転職の思いをぶつける
いろんなタイプのキャリアアドバイザーに出会いますが、合う合わないは必ずあるので、無理せず相性の良い人を選ぶのがコツ。
私みたいに転職回数が多くても熱意が伝われば、キャリアが一貫していなかったり、年齢が高かったりしても応援してくれますよ♪