工場のお仕事と言えば、精神的に肉体的にも辛い仕事ばかりだと思っていませんか?
絶えず流れて来る仕掛品を拾っては部品をハンダ付けするライン工は、工場の中でも辛い仕事のひとつで、工場=キツイというイメージを強烈に焼き付けてしまった職種。
逆に、工場で作業員としてまた総務職として長い間働いてきました私が断言しますが、圧倒的に楽な仕事はいくらでも存在します。
検査(品質保証)・研究開発・あとは我々のような事務職は、ライン工と次元が違うぐらい楽なのです。
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- 品質管理が楽な理由
- 品質管理の年収や待遇
- 品質管理のデメリット
- 品質管理職に就くには?
工場の品質検査の仕事は単調で誰でもできるから楽

はじめまして。40歳会社員女性です。現在販売職をしております。
いろいろな人に毎日お会いするので、楽しい毎日を送っています。
この約20年で、5回ほど転職しています。
楽だった!と自信を持って言えるのは、数年前に就職したある地方の製造工場の品質管理のお仕事。配属された初日に、既に一番楽だって印象。
私が配属された部署では、品質の管理がメインでした。
仕事の主な内容は、様々な品質を確認する試験で顕微鏡で見たり液体につけたり引っ張ったり、製品に変化がないか確認する簡単な作業が多かったです。
簡単な機械で数値を読むか、自分の眼で確認する仕事ばかりでしたので、早かれ遅かれ誰でも覚えられる楽な仕事でしたね。
パソコン入力もありましたが、慣れればメチャ簡単。
ほとんど座り仕事で、作業自体はチームごとに分かれていますので、1チーム数人の限られたメンバーとしか触れ合わず、そこも気楽。
部屋も静かで夏は涼しく冬は暖かく、こんないい環境で座って簡単な作業を行うのは楽しかったですね。
時々他の部屋にも行きましたが、人がほとんどいないし、簡単な探し物をして持ってくるだけなので、負担どころか散歩位の気持ちで楽しんじゃいました。
品質検査の仕事が終われば時間を持て余し楽な職場
検査のお仕事は何より、気楽であるという言葉が一番ピッタリですね。
社員数も200人程度だったので、すぐに全員と顔なじみになり挨拶等はしっかり励行される社風でしたので、ぎくしゃくするようなことも一切ありません。
チーム分けされており、直接関わるのは自分のチームの数人だけです。
チームリーダーは、責任があり管理するので大変そうでしたが、リーダーではない私の様な一般チーム員は指示された量を正確にこなしていればいいだけ。
ですから、余計な心配や気をもむことも一切なかったです。
製造工場は季節によっては棚卸等で多忙を極めているようでした。
しかし、検査は年に数回の忙しい時期以外は、雰囲気も違いほんわかしていましたね。
上司が、その日の検査量や人数をうまく調整してくれたのが、何よりもありがたかったですね。
当時、会社の景気が上向きという事もあったので、そういった精神的に余裕を持てる社風になっていたのかもしれません。
また、座っていた椅子が、腰に負担の少ない作りの椅子だったので、非常に腰に負担がかからず楽に感じました。
また、時間を持て余すこともしばしばあって、簡単なお手伝いをして「こんなので定時までいてお給料もらっていいのかな」と申し訳なく感じていました。
また、会社内は広くないので移動も少なく、よくも悪くもコンパクトにできていました。
移動範囲が少ないので、とにかく体力温存できます。
工場の品質検査の仕事でもらえた年収は300万円
年収は、年に2回ボーナス込で300万円前後でした。
決して高くないものの一人暮らしで地方で家賃や物価も安かったので、自炊派の食費はとても安く済みました。
一般的な買い物に関しては、不便も感じることはなく楽しい暮らしでした。
貯蓄もできましたし満足でした。
会社の飲み会もそれほどなかったので、痛い必要経費ともいえる交際費はそれほどかかりませんでした。
正直仕事が楽なのに、この金額を頂けるのは穴場だと感じてしまいました。
休みも取りやすく、少し風邪をひいて休む事でも何も言われず、当然陰口をたたかれることもなく、休めたので嬉しかったなぁ。
土日も基本お休みで、家庭やプライベートとの両立も全く問題なく同僚たちも笑顔で働けていましたね。
ベースアップは少なかったものの、会社の業績は悪くなく正社員であるといことから精神的にも安心感がありました。
ですから、あまり会社に対して給料面や福利厚生面で、文句を言おうとまでは考えませんでした。
ただし、残業が少なく、早く帰宅でき体力も有り余っていたので、やはりお金がもっとほしくなり、夕方からバイトしたいと何度も考えてしまいました。
社内恋愛で結婚した同僚は、共働きしながら子供2人育てなければならず、大変そうでしたが、何とかやっていけておりました。
工場の品質検査は単調な仕事ゆえ強烈な眠気に襲われる
場合によりますが、単調なので考え方によってはツマラナイ仕事ですね。
毎日毎日、同じものを大量に検査。
あまりにも単調で飽きてくるので、辞めたくなってしまいます。
残念なことに、実際飽きて辞めていく若者が多かったですね。
また、仕事の知識や資格のような技術的な向上心があっても、基本的に必要ないことが多く学べるものがない場合がほとんど。
つまらないと考えてしまい、キャリアアップを考えるともっといろいろ挑戦したくなり耐えられず前向きな意味で転職する仲間も多かったですね。
やはり、仕事が単調ゆえに眠くなります。
とくに顕微鏡を使う作業は眠くなり、実際にうとうとしている同僚を何度も見ました。
もちろん、自分も座ったまま居眠りしたことがあります。
座り仕事の宿命ですが、コーヒーを休憩時間に飲むのは必須。
更に、一番予想外であったことは、人の顔を覚える事。
そんなこと簡単だと思っていましたが、作業場では帽子やマスクをかぶります。
私は人の顔を覚えるのが苦手で、しかも時間がかかりました。
最初の数か月は、食事の時間以外は誰が誰だか覚えられず、よく人違いをしていましたね。
ホントに、お恥ずかしい限りです。
特に、中年女性がすべて同一人物に見えてしまい困りました。
覚えてしまえば、そんな悩みは消えてしまいますので、みんなで後々には笑い話になります。
今では本当に良い思い出ですね。
工場の品質検査員を目指すなら飽きずに粘り強く続ける
検査員は、淡々と仕事ができる方には、是非お勧めしたい職種です。
黙々と、動かず同じものを何千個も検査する作業に飽きず、粘り強く続けられるかが重要です。
内容は簡単ですが、数をこなしていくと飽きて注意力散漫し仕事がずさんになってしまいます。
しかし、自分の検査したものが国内外へ渡ると想像するだけで、責任ややりがいを感じられるのではないでしょうか?
また、製造したものを検査し、出荷する一連の流れを目の前で感じ取れるので直接モノづくりに携わっているやりがいを感じ、社会の一員であることを実感できます。
いくら機械化が進んでも、人間の力で世の中の経済が回っている気持ちになれます。
チームでの作業なので、当日の検査ノルマをやりとげた達成感やチームのまとまりも魅力的ですね。
それでいて、毎日体力を温存して働くことができアフターファイブも家庭に遊びに元気に過ごせます。
考え方によっては、このようなペースを保つことが可能な仕事は少ないのではないでしょうか?
是非、心も体も楽に仕事がしたいのであれば、挑戦してみてください。
工場の品質管理の仕事は楽でも強烈な眠気が最大のネック
最後に要点をまとめておきます。
職種:検査作業員
手段:
年収:300万円
区分:心身共に楽
総合:3.8point 楽な仕事上位TOP3 を確認する
1.精神:
2.肉体:
3.単純:
4.条件:
5.人気:
当サイト独自の基準でランク付け
私も数回転職して様々な工場を体験しましたが、検査員ほど楽な仕事はないのではないか?と思うほどでした。
逆に辛い仕事と言えば、製造工員はヤヴいぐらい辛いので、できることならば避けるのが無難ですね。手に職を付けたいのであれば、また別の話ですが…。
楽な仕事に就きたければ、条件の良い非公開求人の応募するのが鉄板です。
ライバルより条件の良い内定を勝ち取りたいなら転職エージェントで決まり

=2023年10月における転職市場の動向=
コロナウィルスの影響で大混乱していますが、転職市場から求人が消滅する等の影響は見受けられません。
ただし、採用活動を先延ばしにしたり、対面ではなくWEB面接に切り替える企業が出始めています。どんな状況になっても柔軟に対応できるよう、Skypeやzoomの使い方をマスターしておきましょう!
同時にあなたのライバル達も動いているので、情報収集を万全にして着実に良質の求人を手にいれましょう!
- 楽職.comを参考に最低限、リクナビNEXT、リクルートエージェントに登録
- 転職エージェントに登録したなら、電話やメールではなく直接会って自分を知ってもらう
- 相性の良いキャリアアドバイザーに会ったら、信頼関係を結んで転職の思いをぶつける
いろんなタイプのキャリアアドバイザーに出会いますが、合う合わないは必ずあるので、無理せず相性の良い人を選ぶのがコツ。
私みたいに転職回数が多くても熱意が伝われば、キャリアが一貫していなかったり、年齢が高かったりしても応援してくれますよ♪