職場のパソコンを管理している人達って、何だかヲタクっぽくて怖くないですか?
システム課と呼ばれる部署や、システム運用ってお仕事は何だか根暗な気がする…
僕自身、システム運用のお仕事に就くまで、そう思っていました。
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- システム運用の仕事デメリット
- システム運用の仕事に就くには?
1社目を退職しブラブラと無職生活を楽しむ
私が、システム運用のお仕事に就けたのは、本当に偶然に次ぐ偶然が重なったお陰。
1社目を退職して、ブラブラと次の職探しをしていた時のこと。
当時は、そう、結婚もしていないわ、まだまだ若いから「まぁ、何とでもなる!」って超楽天家だったのもあって、すぐに再就職して働こうなんて思ってない。
しかも、初めて貰える失業保険給付なるものにも、メチャメチャ興味があったからだ。
「働かんでもらえるお給料、エエやん」これぐらいの温度。
ギリギリまで失業保険貰って、それから決めたらエエねんぐらいにしか思っていないから、履歴書送るのも1週間に1回以下。
それでも運命っておかしなもので
3社目に送った物流会社から、「早速、面接に来てください」と連絡が入ってしまった。
いやいや、早すぎでしょ?
フル期間分の失業保険をもらいたかった、私は嫌々面接会場に向かいました。
2社目の所長が大学の先輩でコネ入社
某大手運輸会社
そこで待ち受けていたのは、私の大学の先輩だと名乗る所長さん。
正直、誰よアンタ?
って思って怪訝な顔をしてたら「ははは、3コ上だから、会ったこともないよね」
そりゃそうだ。
大学には1,000人以上はいたし、仮に会ってたとしても面識がない。
「え~っと、希望の職種は倉庫作業員ですかね?」と所長さん。
「ええ、そうです。前職でも倉庫作業員してたもんで」と私。
「いや実はね、システム運用できる人間を探してて、君やらない?」と所長さん。
「いや、私、倉庫作業しかやったことがないから、無理です!」と私。
「でも、大学でシステム運用とプログラム学んだよね?」
「…」
確かに私は、1990年代では珍しい「これからはインターネットの時代が来る!」とドラえもんの世界観を提唱されていた、故 中内功氏が設立した大学に通っていた。
学長は、これからはPOSの時代、インターネット販売が主流になり、実店舗は倒産していく…なんてこと言っておられました。
まさか、ご自身もダイエーがえらいことになるやなんて、思ってもみなかっただろうに…
一方の私は、当時「ハッカーになりたい!!」って訳の分からない理由で、この大学を選んでしまったことを大後悔。
そう、当時の私はプログラム言語がまるで分らない。
BASICから始めて、FortranやC言語といった言語を学んだんわけですが、言語系は全て落第。
正直、BASICが分からないと、別の言語を理解できるわけもない。
面白くないから大学に行かない、行かないから単位を取れないの負のループに陥った私は、4回生になった時分でも、20単位足りない状態で内定を確保した状態に。
今でも疲れた時に見る夢は決まって、「先生!単位くれよぉ~」って卒業できない夢。
兎にも角にも、所長は俺の専攻を知ってた上で、面接に呼んだわけだ。
なんてこったい!!
ひょなんことからシステム運用員に抜擢される
「倉庫作業なんて高卒がする仕事だから、君がすることはないよ!」って凄く高卒のことをディスる所長。
「(うちの大学は)エリートだから、エリートなりの職種に就かないとダメだ!」って理由で、希望の倉庫作業員になれず、私はシステム運用員として入社することに。
人生初のシステム運用員。
でも、これが今後の運命を大きく変えるとは、この時、思いもしなかった。
やることはただ一つ。
マニュアルに従ってシステムを運用すること。
たった、これだけ。
前職で、倉庫作業員をしていた私にとっては「はぁ?」って思うぐらい、メチャメチャ暇で楽すぎました。
12時になったらAのボタンを押して、データ送信。
15時になったら、もう一度Aのボタンを押して午後の分のデータを送信。
17時になったら、ピッキングデータが出来るので、帳票の出力。
あとは適当に暇つぶし。
ずっとこの繰り返し。
正直、たったこれだけで前職を遥かに超える給料を、もらえてしまうことに憤りを感じることがあったとかなかったとか。
システム運用は楽な仕事でもらえた年収は400万円
20代当時の私にとっては、破格。
前職が、深夜まで残業しても300万円代前半だったもので、どうしてこんな楽して高い給料もらえるのかと思ってしまったのは、言うまでもないよね。
しかも、やることと言ったら、マニュアルに従ってボタン操作するだけ。
分からないことは、ガチのシステム屋さんが一人いらっしゃったので、彼に聞けば何でも教えてくれる。
無理難題は、本社のシステム部に連絡したら、魔法のリモート操作で直してくれる。
敢えて言うなら、ピッキング表を打ち出すための、帳票類が膨大過ぎて、重かったし面倒だったぐらい。
こんな楽な仕事が一生続けば、安泰なのに…
システム運用が楽で暇すぎて他部署に絡みまくる日々
正直、ボタンを押すぐらい慣れれば5秒で出来ます。
暇すぎて暇すぎて、眠くなるのでずっと構内をブラブラしてました。
「(昔ピッキングやっていたんで)僕も手伝います!!」って言ったら、「モヤシは黙ってろ!手出すんじゃねぇ!」って何度も怒られる。
「(フォークリフトの免許持ってるんで)僕が運びます!!」って手を差し伸べたら、「バカ野郎!システム屋は黙って、システム動かしてろ!!」って怒鳴られ、どうも事務所職員と現場職員の間には、壁があるようでやりにくかった。
一度、自分の能力を測りたくて、どんだけ暇なのか証明したくなったわけ。
一挙一動ストップウォッチで測ってみたら、何と1時間にも満たないことが判明。
8時間勤務のうち、実働1時間。
倉庫作業員だった頃は、8時間勤務で実働8時間。
何この差?って我ながら笑えたのは言うまでもない。
とにかく暇つぶしに、経理を手伝ってみたり、配車係を手伝ってみたり、営業事務をやってみたり、色々した。
特に、システム運用と同じぐらい、今後の人生を大きく変えたのが経理事務。
システムと経理業務は連動していたから、簿記の勉強には最適だった。
パートのおばちゃんが起票した伝票を、入力してチェックする。
どのように仕訳が切られるのか、その実務と入力をやったから、みるみる上達して簿記2級に一発で合格できるほどの実力が付いてしまった。
システム運用は楽で暇だが飽きてしまい遂には転勤命令
そうやって何事にも面白みを感じていた私であったが、やはり他部署は他部署。
「メインは、システム運用だから」と、ある日、上の方の人からお叱りを受けてしまった。
それもそのはず。
私は事務所中を縦横無尽に駆け巡る「何をしているのか分からない人」的な存在になっていました。
若かった私は「社のため、尽力するのは当たり前やろ!」「余っている人員を忙しい部署に配置したらエエやろ!」って歯向かってしまったんですね。
若いってイイなぁ。
そうこうしているうちに1年半ほどたったある日。
辞令 泉南物流センターに転勤を命ずってお手紙を受け取ってしまいました。周りからの「ああ、やっぱりな」的な視線がイタかった。
そんな私は、何のためらいもなく辞表を提出。
いや、だって通勤に2時間半とかありえんでしょ?
1日5時間ですよ、5時間。
日本の社会って狂ってるわ、と思ってしまったのは私だけではないハズ。
システム運用の仕事は楽でマニュアル通りだった話
最後に要点をまとめておきます。
職種:システム運用職
手段:折込チラシ
年収:400万円
区分:心身共に楽
総合:
年収:
自由:
簡単:
楽すぎたシステム運用課は、既に廃止されたと元同僚から聞きました。
そりゃそうだよね、ネットが発達してクラウド上で仕事が完結する時代。
大型電算機で、帳票をガガガガガ!!って出す時代は終わったんですよ。
楽して高い給料もらえて、おまけに経理とシステムっちゅう、最強の武器を手に入れたわけだ。
そう考えるとイイ経験できました本当にお世話になりました。
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=2023年10月における転職市場の動向=
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私みたいに転職回数が多くても熱意が伝われば、キャリアが一貫していなかったり、年齢が高かったりしても応援してくれますよ♪