受付嬢って可愛い子ばかりだけど、気が強そうな子って偏見は誰でも抱くもの。
私が所属していた企業にも3人の受付嬢が常にいたけど、どの子も気が強いのなんのって鬼みたいでしたよ?
女だけの職場だからドロドロしてるしさ。
受付嬢なんて座ってるだけで何が辛いか直接聞けないから、今回は受付嬢の経験があるお姉さんに話を聞いてみました。
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- 受付嬢が楽な理由
- 受付嬢の年収
- 受付嬢のデメリット
- 受付嬢になるには?
楽な受付嬢の仕事には50倍の倍率を勝ち抜いて就けた
こんにちわ!保奈美30代です。
私は現在育児休職中ですが、去年までとある美術館の受付嬢をしていました。
もともと契約社員としてこのお仕事に就いたんですが、産休で仕事を辞められる方がいて、運よく正社員の枠に入れちゃいました。
メチャメチャ運が良かったんじゃないかな、私。
この美術館は兵庫県では結構有名で、ハローワークで見つけた時は胸が躍りました。
だって私、美術鑑賞とかそういうのが大好きだから。
契約社員時の時間給は900円ぐらいでちょっと安かったですが、8時半から17時半ぐらいまでずっと受付に座っているだけのお仕事でしたから、楽だし仕方ないかなぁって割り切っていましたね。
元々受付業務なんてやったことのなかった私ですが、美術館や博物館でのお仕事に憧れがあったから、勢いで応募書類を送っちゃったんです。
面接には、なんと50人ぐらい来てたから絶対無理だろうなって諦めていたんですよね。
そしたら、なんと10日後に「採用するので〇〇までにお返事ください」って、もう天にも昇る気分でしたね。
来館されるお客様は、様々な人が来ますね。
それなりに由緒正しい施設ですから、失礼のないよう対応しなければならず、ちゃんとできているか不安でしたね。
しかし、周りのスタッフたちが皆さんベテランで、良いお手本を見せてくださったから、私も見様見真似でなんとか職場に慣れることができました。
楽な受付嬢の仕事はドロドロした人間関係がなかった
精神的にも肉体的にも楽でしたね。
受付嬢って聞くと、女の職場でギスギスドロドロしてるイメージじゃないですか?
新人が入っても、あんたには教えないとか、盗んで覚えろよみたいな職場の雰囲気ですよ。
以前働いていた商社ではあったんですよね、そういう教えない早く辞めろ的なイジメやマウンティングが。
でも、由緒正しい施設だからなのか周りのスタッフさんはみんな親切。
職場の女子ともすぐ打ち解けることが出来て、1か月も経った頃には休みの日にランチに行ける仲になってましたね。
施設長の60代男性や学芸員の方達も、すっごく頭がいい方ばかりなのに、お高くとまる感じがなくってイヤミな感じもしない。
夏には、職場の皆でビアガーデンに繰り出したり、和気あいあいとした職場でしたね。
私はどちらかというと、接客より事務仕事のほうが向いているって自分では分かっています。
ですから、仕事に慣れてもお客様への対応が苦手に感じてしまって悩んだ時期もあります。
「少しぐらい人見知りした方が接客に向いているんだよ」って施設長さんにアドバイスをもらったりして、ほんの少しですが勇気が出た私。
人見知りをせず口数が多い人は、余計なことを口走ってしまいお客様に不快な思いをさせてしまうそうなんですよね。
受付業務もマニュアルがあるから、それにさえ従っていれば余計なことをしゃべりすぎる必要もないんですけどね。
これは私がが産休に入る頃、入社して3年ぐらいたってた頃に、「君を採用したのは人見知りして落ち着いた雰囲気があったらだ」と総務の人に言われたんですよね。
私は素直に喜ぶべきだったんでしょうか?
楽な受付嬢の仕事でもらえた年収はなんと340万円
楽な受付嬢のお仕事でもらえた年収額は340万円位。
受付嬢の相場からみれば、かなりいいほうだと同僚に言われました。
月額25万円に加えて、少ないながらもボーナスをもらえていました。
20代の受付嬢にしては恵まれているなぁって思えるぐらい、イイ生活を送れましたね。
職場が職場なので、残業や休日出勤は一切なしです。
9時に開館して17時には閉館してしまうので、メチャメチャ規則正しい性格ですよ。
当時はまだ独身の私は、実家に5万円位入れていましたが、それでも化粧品や好きな服を買っても十分足りていました。
お休みはシフト制で長期休暇は取りにくかったですが、安いパックツアーや確約航空券を利用して海外への繰り出しましたね。
独身貴族ってこのことなのかなぁってリア充していました。楽して割のいいお給料もらって何だか申し訳ない気分ですね。
仕事内容も、開館から閉館まで受付に座ってお客様が来たら対応するだけですよ。
ちょっと内気な私は、人と話す訓練だと思って仕事していましたから、訓練ついでにお給料もらえるなんてありませんよね、普通は。
でも、笑顔を絶やさず仕事を続けていくのは結構大変です。
「保奈美ちゃん笑顔!笑顔!」って館長さんによく注意されました。知らず知らずのうちに顔が引きつっていたみたいなんです。
普段から自然と笑顔が作れればいいんですが、流石にそこは無理があったのかもしれません。
幸いここの職場でも受付嬢は、満面の笑みではなくとも仏頂面になっていなければOKでした。
楽な受付嬢の仕事でも美術の知識は多少とも必要
笑顔もさることながら、期間限定で開かれる催し物もなかなかどうして大変でしたね。
受付嬢の運命とでも言いましょうか、かなりマニアックなお客様がアレコレ聞いてくるんですよね。
「この作品の作者はどうだ」とか「私はこの絵の構図はどうだ」とか、正直難しすぎてついていけないですし、そもそも興味もありません。
私は、こういう時に笑顔が作れてないって自覚していたので、帰ってからインターネットで勉強したり、休日に図書館に行って絵画の魅力的なものを満喫したり。
学芸員の方には、「お客様が不快に感じるので、下手に知ったかぶりをしないように」とアドバイスをもらいました。
「作品やテーマの重要性に合わせて、企画展ごとの振る舞いができればあなたもプロよ」って言われたのは印象的でした。
こういう成長過程ができたからなのか分かりませんが、数年たったころには自然とお客様のウンチクが聞き流せるようになって、しかもですよ、高卒の私がお客様に作者の生年月日や生まれ故郷など、ちょっとした説明をするまでなっていたんです。
数年経った頃には、受付嬢の後輩が出来ていたんですが「先輩凄いですよね」って尊敬されたり、「こういう場合はこうご説明したほうがいい」ってちゃんと後輩指導できるようになってました。
時には、常連の芦屋ダンディから「君の説明は非常にわかり易い」とお褒めの言葉を頂戴されたこともあり、その時ほど本当にこの職場でも受付嬢続けることができて幸せだったなぁと実感。
もちろん、作品目当てではなく受付嬢目当ての変なお客様もいましたが、その人のペースに乗せられると催し物展の雰囲気が損なわれてしまうので、平静を世覆いつつ失礼のないようお引き取り頂くテクニックも身に付きました。
私ってメチャメチャ成長したわよね?
楽な受付嬢の仕事で人見知りの私はすごく成長できた
受付嬢は、美術館の顔でもありお客様に失礼のないよう接する技術が求められます。
20代30代が多い受付嬢は、若さと美貌はもちろんのこと笑顔とか立ち振る舞いとか、そういう一挙一動が大切なんですよね。
入社した頃は本当にたくさん泣きました。
変なお客に難癖付けられて、何度も「館長ぉ!館長ぉ!」って泣きつきました。
その度に仲間の受付嬢が間に入ってくれたり、慰めてくれたり、人見知りしてた以前の私は本当に弱かった。
でも、必ずしもお客様のいう通りにしなければならないわけではありません。
お客様は神様ですが、クレイマーさんのいう通りにしていると、つけあがって来るので、臨機応変にその場その場で対応する決断力も必要ですね。
5年間も美術館の顔として受付嬢やっていれば、度胸が付きますね。
私は接客が初めてでしたが、ある程度社会経験がある人の方が、いろんな場面でスマートな対応ができるんじゃないかなって思います。
若い新入社員を見てると、「頭固いなぁ」って思っちゃいます。
あ、私もうこんなこと言い出すとオバサンですね。
職場ではもう古株のお局様ですから。
まだまだ未熟な面が多くて、受付嬢を続けていたかったのですが、子供がデキたのを機に受付嬢は引退します。
あ、でもひと段落したら事務員で戻っておいでよ、って声かけてもらっているので退職はしていません。
いい職場に巡り合えて、いい同僚達に恵まれて、私は本当に幸せです。
皆様も、受付嬢のお仕事チャレンジしてみてはいかがですか?人として成長できちゃうかもしれませんよ。
楽過る美術館!受付嬢は気さくな同僚に囲まれ最高
最後に要点をまとめておきます。
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=2023年10月における転職市場の動向=
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